東日本大震災の現実を作品として取り上げた春の牙の動画の検索が3000件を越えました。御意見はいろいろあるのでしょうがそのまま当時の
状況を書き上げて作曲をアサノタケフミさんに依頼しました。当時彼は塩釜市役所の4階で災害の情報を発信し夜遅くまで頑張っていました。
私が階段を上り原稿を手渡すと早速仕上げますという返事です,連日連夜疲れているのに大変だなあと思いましたがこの大災害の状況を把握し
作曲出来るのは彼をおいていないと思いました。依頼したのが6月で8月に歌謡作家協会の発表会がありました。いよいよ彼の出番です、会場は
満席状態で彼の透き通った声が会場に響きます、すすり泣きが会場のあちこちから聞こえて来ます。歌い終わった瞬間会場はどよめきスタン
デングオオベイション彼の元に駆け寄る大勢の人,CDの発売はないのとか凄い反響でした。この世の凄まじい出来事に魂は震えどうし何度も
何度も泣きながら仕上げた作品でした。あれから8年の歳月を迎えようとしています。大震災の風化はどんどん進み何事もなかったような日常生活
に慣れ始めた自分がいる事とに驚きます。いつまた起こるか分からない大震災,自分たちの作品が少しだけでも風化防止のために役立つてもらう
ことができたら有難いことです。